農産物図鑑

一般野菜

トマト

中南米のアンデス山地が原産地で,16世紀前半にスペイン人によってヨーロッパへ伝えられました。日本へは江戸時代初期に輸入されましたが,食用ではなく観賞用として栽培されていたようです。戦後の食の洋風化に伴って,急速に生産と消費が伸びました。

特徴

肝臓や腸管でビタミンAに変化するベータカロテンやビタミンCを多く含む緑黄色野菜です。また,加熱すると,うまみ成分であるグルタミン酸が引き出され,煮込みやスープ等に利用されます。

栽培

様々な大きさと色のものがあり,大きさでは大玉(普通のトマト),中玉(ミディトマト),小玉(ミニトマト)に分けられ,色では赤系,ピンク系,黄系等に分けられます。日本では生食用の大玉品種はピンク系が中心です。北区大宮・上賀茂や伏見区向島で多く栽培されているほか,市内全域で振売りや直売,契約販売用と広く栽培されています。また,施設における養液栽培も多く取り組まれています。

旬の時期

5月中旬〜8月下旬