天保年間に油引きの障子を利用して苗床を温める育苗法が開発され,現在の左京区聖護院では苗の栽培や,なすの促成栽培が盛んに行われていました。
そのような環境の中で,慶応,明治初年頃,在来なすの中に,偶然早生で草丈の低い系統が出現し,促成栽培用品種として栽培されるようになり,もぎなすが生まれたようです。
- 特徴
- 極早生系で,草丈が低く,葉は小さくて幹が細いです。また,枝が良く張り,枝が多いため結果数が多く,果実は鶏卵大で紫黒色です。普通の千両なすの幼少果実のへた周辺が着色していないのに対し,もぎなすは,へたの際まで着色しているのが特徴です。
- 栽培
- 京都市では「京都市特産そ菜保存ほ」として,左京区一乗寺の農家に種子の保存を委託しています。
- 旬の時期
- 6月上旬〜9月下旬
- この農作物を育てている農家さん
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- この農産物が買える店
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この野菜を使ったレシピ
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