文化年間(1804~1818)に,現在の東山区粟田口の農家が奥州の津軽からかぼちゃの種子を持ちかえり,現在の左京区鹿ヶ谷の農家に分けて栽培したところ,偏平な菊座形からひょうたん形が生まれ,それを栽培するようになったといわれています。
- 特徴
- 形は基本的にひょうたん形ですが,形状は一様ではなくやや首の長いものや短いものがあります。果面のこぶは大きく,縦溝は不鮮明です。
- 栽培
- 明治初期,鹿ヶ谷は畑が多いところで,このかぼちゃの栽培が盛んでしたが,疎水の完成によって,鹿ヶ谷の畑は水田となり,代わって衣笠での栽培が増えました。 明治の頃の京都のかぼちゃといえば,このかぼちゃが大部分でしたが,昭和に入って,かぼちゃの新品種と入れ替わり,作付けは激減しました。 京都市では「京都市特産そ菜保存ほ」として,北区鷹峯の農家に種子の保存を委託しています。
- 旬の時期
- 8月中旬〜9月中旬
- この農産物が買える店
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